振り返れば43年。
なんの前触れもなく突然の閉店となり申し訳ありません。
あと3年ぐらいはやろうかなぁと言っていたのですが、8年ほど前から抱えていた足の痛みがいよいよ悪化してきて、先日の朝は眠れないほど痛んだらしく、営業はもうできないなと判断しました。
歩けなくなったわけではなく、自分のペースでなら日常生活は送れる状況です。
朝5時に起床してから仕入れ、荷下ろし、仕込み、朝営業、仕込み、昼営業、休憩+仕込み、夜営業、片付けまでして帰宅は22時という毎日でした。
休みの日は趣味の釣りに出かけるものの、釣ってきた魚は翌日の定食メニューになるので魚を捌きに店へ赴きます。
休みと言えども椅子を全部上げて床を洗い流したり。
床を洗う機械は業務用で大変重く力が要るし、重いフライヤーの油の交換も足腰の踏ん張りがきかないとできません。
一応それなりに歩けるし、他は元気なのですが、営業するには、上記一連を続けていくにはもう限界かなということで、ひどく痛んだ日の朝に閉店を決めたようです。
手術もしたい、でも手術すればリハビリなども含め時間がかかると思っていたので、いい機会としてこれから検査など受けて治療に専念していくつもりです。
突然のことで家族も正直まだ実感があまりないのですが、廃業手続きも済ませ本当に終わってしまいました。
43年間も続けて来られたのもお客様、取引先様、地域の方々の支えがあったからこそです。たくさんの方にご愛顧いただき幸せな料理人人生でした。
心から感謝申し上げます、ありがとうございました。